強制わいせつ事件で逮捕されたら

強制わいせつ罪とは?

強制性交等罪は,十三歳以上の者に対して抵抗することができないくらいの暴行,脅迫を用いて,被害者の意思に反して性交等を行う犯罪です。なお,13歳未満の者に対し性交等をした場合には,特に13歳未満の者の性的自由を守る観点から,暴行,脅迫行為がない場合であっても強制性交等罪が成立します。

わいせつな行為とは?

乳房や陰部を触る行為、裸にして写真を撮る行為、相手が嫌がっているのに、無理やりキスをする、相手が嫌がっているのに、抱きついて胸を触るなどが当たります。

嫌がらせ目的でわいせつな行為をした場合は?

従来の判例(最高裁昭和45年1月29日)では、行為が犯人の性欲を刺激、興奮させ又は満足させるという“性的意図”が必要であるとしてきました。そのため、嫌がらせ目的でわいせつな行為をしたとしても、強制わいせつ罪には当たらないとされていました。
しかし、最高裁平成29年11月29日大法廷判決で、従来の判例を変更し、”性的意図“は不要とされました。そのため、嫌がらせ目的のような場合であっても、強制わいせつ罪が成立することになりました。

強制わいせつ罪の罪の重さ

強制わいせつ罪には、6か月以上10年以下の懲役という刑が定められています。

強制わいせつ罪は、以前は、親告罪といって、被害者などの告訴がないと起訴できないことになっていました。しかし、現在は、非親告罪となり、告訴がなくても起訴できるようになりました。

以前は、告訴がないと起訴できないことから、被害者との間で示談交渉をすれば、告訴を取り下げもらうことができました。しかし、今はそれができないので、起訴されるとそのまま正式裁判となる可能性が高いです。

強制わいせつ罪で逮捕されると?

逮捕後3日間は警察署や検察庁で取り調べを受け、その後は20日も警察署や拘置所で拘留されます。このような長期間、家に帰れず職場にも出られないとなると、職を失うことにもなりかねません。また、長期間の拘束に精神的に耐えられずに、真実と異なる自白をしてしまい、後の裁判で不利になることもあり得ます。

弁護士にご依頼いただければ、一刻も早く釈放されるように、証拠を揃え文書を作成し、検察庁に申立てを行い、裁判官に準抗告という拘留に関する不服申立てを行うなど、最善の努力をします。また、ご本人と面会して、圧力に屈しないように励ますとともに、法律的なアドバイスをして取り調べにおいて不利にならないようにします。不当な圧力が加えられたり署名押印を強要されたりするなどの違法な捜査が行われた場合は、直ちに警察署長や検察官に抗議をして止めさせます。

20日間の勾留が終わった後は、検察官により起訴され、さらに勾留が続くことになります(起訴後勾留)。この場合は、直ちに裁判所に保釈請求を行います。罪証を隠滅する疑いがないなどの事情が認められれば、保釈金を預けることにより釈放されます。

弁護士に依頼していただければ、起訴を免れるため、あるいは有利な判決を得るために、あらゆる手段を用いて尽力します。


強制わいせつで逮捕されたら、まず弁護士にご相談ください。早期釈放不起訴獲得に向けて弁護士が全力でサポートいたします。